FileIOモジュールのすべてのオブジェクトはSDKクラスFISdkによって管理されます. FISdkクラスは,プログラムの実行を通してただ1つのオブジェクトが存在するシングルトンクラスです. FISdkオブジェクトを作成するには以下のようにします.
FISdkIf* fiSdk = FISdkIf::CreateSdk();
通常この操作はプログラムの初期化時に一度だけ実行します. また,Frameworkモジュールを使用する場合はユーザが直接FISdkを作成する必要はありません.
FISdkには以下の2つの機能があります.
ファイルオブジェクトの作成
インポートオブジェクトの作成
ファイルオブジェクトは,ファイルからのシーンのロードおよびセーブを担います. ファイルの基底クラスはFIFileで,ファイルフォーマットの種類ごとに専用のファイルクラスが派生します (Fig ).
ファイル作成に関するFISdkの関数を以下に示します.
FISdkIf |
|
FIFileSprIf* |
CreateFileSpr() |
FIFileBinaryIf* |
CreateFileBinary() |
FIFileXIf* |
CreateFileX() |
FIFileVRMLIf* |
CreateFileVRML() |
FIFileCOLLADAIf* |
CreateFileCOLLADA() |
FIFileIf* |
CreateFileFromExt(UTString filename) |
CreateFileFromExtはfilenameの拡張子からファイルフォーマットを判別して対応するファイルオブジェクトを作成します.