Springheadを利用するアプリケーションの作成を容易にするために,アプリケーションクラスFWAppが用意されています. #.#.#にFWAppを使って簡単なアプリケーションを作成する方法について説明しましたのでそちらも合わせて参考にしてください.
冒頭で説明した通り,Springheadのほとんどのオブジェクトは,親オブジェクトのCreate系関数を使って作成しますが, FWAppは例外的に,C++のクラス継承を用いてユーザのアプリケーションクラスを定義する方法をとります. この方が仮想関数によって動作のカスタマイズがフレキシブルに行えるからです.
以下ではFWAppの機能やユーザが実装すべき仮想関数について順に見ていきます.