PhysicsモジュールのすべてのオブジェクトはSDKクラスPHSdkによって管理されます. PHSdkクラスは,プログラムの実行を通してただ1つのオブジェクトが存在するシングルトンクラスです. PHSdkオブジェクトを作成するには以下のようにします.
PHSdkIf* phSdk = PHSdkIf::CreateSdk();
通常この操作はプログラムの初期化時に一度だけ実行します. また,Frameworkモジュールを使用する場合はユーザが直接PHSdkを作成する必要はありません.
PHSdkの機能はシーンと形状の管理です. シーンに関する機能は次節で説明します. また,形状に関する機能は以下の通りです.
PHSdkIf |
||
CDShapeIf* |
CreateShape(const CDShapeDesc&) |
形状を作成 |
CDShapeIf* |
GetShape(int) |
形状を取得 |
int |
NShape() |
形状の数 |
異なるシーン間で形状を共有できるように,形状管理はシーンではなくPHSdkの機能になっています. 詳しくは#.#.#章を参照してください.