Frameworkはモジュール間の連携を促進してアプリケーションの作成を支援するためのモジュールです.
Frameworkモジュールのデータ構造をFig. #.#.#に示します. 最上位にはアプリケーションクラスFWAppがあります. ユーザはFWAppを継承することで独自のアプリケーションを作成します. FWAppその中にトップレベルウィンドウ(FWWin)の配列,Framework SDK (FWSdk), およびウィンドウマネジャ(FWGraphicsAdaptee)を持ちます.
FWWinはトップレベルウィンドウで,そのウィンドウに対応する入力デバイスやビューポート情報を保持するレンダラ, そのウィンドウと関連付けられたシーンへの参照などを持ちます. また,図中では省略されていますがサブウィンドウやGUIコントロールを持つこともできます.
FWSdkの役割は周辺モジュールの機能統合です. その中に周辺モジュールのSDKクラスやFrameworkシーン(FWScene)の配列を持ちます.
ウィンドウマネジャは処理系に依存するデバイスの初期化やイベントハンドリングを行います. ウィンドウマネジャはインタフェースを公開していませんのでユーザはその存在を陽に意識する必要はありません. 図ではデータ構造の説明のためにあえて記載しています.
以下では個々の構成要素について説明していきます.