Springhead Library - Using CMake

0.3 ビルド

Springhead Libraryをビルドするには

の2段階が必要です。

以下では、CMakeの生成物(*ビルドの生成物ではありません*)を格納する 作業場所(ディレクトリ)を"build "として話を進めます (作業場所の名前は任意で構いません)。

0.3.1 CMake

CMakeにはConfigureとGenerateの2段階があります。

コマンドプロンプトの場合は、1回のコマンドで両方を実行できます。

generatorの 詳細は、コマンドプロンプトでcmake –helpとすると確認できます。

generator を省略した場合のデフォルトは、unixではMakefileが選択されます。 またWindowsの場合には、 インストールされているVisual Studioの最新バージョンがが選択されるようです。 ただし、マシンアーキテクチャは自動的には判定されません。 64ビットマシ ンの場合には -A x64を指定してください。 これを忘れるとVisual Studioのプラットフォームがx64となりません。

libtype は生成するライブラリのタイプを指定するパラメータで、 次の何れかを指定します。

通常ライブラリタイプはファイル"CMakeSettings.txt"で指定しますが、 パラメータlibtype の指定はそれより優先します。

cmake–guiを利用する場合は、 まず、次の画面でConfigureボタンを押します。

"build "ディレクトリがなければ作成するかどうかを尋ねられ、

次にgenerator指定画面となります。

最後に図1 のGenerateボタンを押します。

以上で、"build "以下にMakefile (unixの場合) またはsolution/project file (Windowsの場合) が生成されたはずです。

0.3.2 ビルド

ライブラリのビルドについては特に説明することはありません。

unixの場合

Windowsの場合

Springhead Libraryを使用したプログラムの実行時にDLLが見つからないというエラーが発生した 場合には、

32ビット環境のときは

".../Springhead/dependency/bin/win32"

64ビット環境のときは

".../Springhead/dependecny/bin/win64"と

".../Springhead/dependecny/bin/win32" の両方

にパスを通してください。 Visual Studioから実行するときは、 プログラムのプロパティを開き、 [構成プロパティ]—[デバッグ]—[環境] に “ path=上記のパス”とします。